<3世の視点> - vol.1 -

おいっす! みんな元気?
いきなり始まったこのコーナー、みん「何これ?」って思っとるかも知らんけど、
そんなの全く無視してマイペースでやっていくんで、興味のある人は応援してくれ。
まずこのコーナーがどういうコーナーなのか、そしてこれからどういう コーナーにしたいのかを話そう。 タイトルにもある通り、このコーナーでは世の中で起きてるいろんな出来事を、在日朝鮮人3世の視点で考えて行こうと思う。
 最初は、俺の主観で書きたいことを思いっきり書くけん、それに対して意見があったら下のメールアドレスにどんどんメール送って。 (yhong74@hotmail.com)
 それから、いろいろ議論が交わされるようになったら、みんなの意見を 元にしてこのコーナーを発展させて行きたい。
 まずは、みんなで議論する場を作るための<初めの一歩>と思って欲しい。
最後になったけど、このコーナーの発起人であり、すべての事をやってくれてる チョノへ一言、こういう機会を作ってくれてありがとう。

------------------------------ Written by Hong Yong Chol

第一話 総聯中央委第18期第3回会議の報告について
第二話「チマチョゴリとチョサンファ」

第一話

総聯中央委第18期第3回会議の報告について」

もう知ってると思うけど、9月21日に<総聯中央委第18期第3回会議拡大会議>があって、これからの総連のやり方がガラッと変わるようになった。知らん人は、朝鮮新報社のHPに徐萬述第1副議長の報告が載ってるから見てくれ。
 新報社のHPはこれ。 http://www.korea-np.co.jp
報告の内容は、今までの総連のやり方の反省と組織体系の再編成、そしてそれに基づいた、各分野(同胞権利、民族教育、文化、等)での課題が書いてある。

 特に注目する点は、二つあると思う。まず一つは、最初に今までの総連のやり方について反省してる点にある。 俺の知ってる限りでは、総連が公式文書で自分たちの反省点を書いた事は無かったと思う。 (内部では反省してきたと思うけど...) いっつもまず要求性があって、課題、課題の連発やったと思う。
 もう一つは、同胞社会の厳しい現実をしっかり受けとめようとしてる点にある。 特に、同胞社会の主役である3世、4世の意見を軽視してきた事が、新世代の総連離れを促進させてる現状を、やっと深刻な問題として捕らえてくれた気がする。

そういう意味でも、今回の報告はすごくやる気を感じる。  ここで気になるのが、今回の報告に対しての同胞たちの反応なんやけど、実際の所どうなんやろう?  「何を今さら言っとるんだ」、「気づくのが遅い」等の感情は少なからずあると思うし、「何を言われようが自分たちのやり方でやっていく」、「中央は中央で勝手にやれ」、「どうせまた変わらんよ」ていう批判的な見方もあるみたいやけど、金載美が言ったみたいに「やっと変わっていく」とか「これでやる気になってきた」ていう希望的な見方も多いと思う。

 そこで俺はこう思う。  やっと俺達が10年、20年先の総連の未来を考えて、意見を出して行ける時代になった。 もう「上の人間は頭が固い」とか「言っても無駄」とか言って、すねとるだけの時代は終わった。  今総連は、俺達の斬新な意見に飢えとる。 俺達の意見を真剣に取り組もうとしとる。  こういう時やけん、俺達の世代が中心になってもっともっと議論して、本当に<良い総連>を考えていくべきやと思う。  今勇気を出してなにか全く新しい方法論を見つけて、それが成果をあげたらその方法論がこれからの総連のやり方のモデルになっていく。

  同胞達は<良い総連>のモデルを求めとる。 俺達がその要求に応えていかんかったら俺達の存在価値は半減する。  そういう意味で、この報告は俺達にとって大きなチャンスと一緒に過酷な試練を与えてくれたと思う。  みんながんばろうぜ!


第二話

「チマチョゴリとチョサンファ」

 ウリハッキョの学生数が年々減っている事実は、本当に心が痛い。  小学校から、いや実は保育園からウリ保育園に行ってた俺にとっては、悔しいっていう気持ちもあるけど、すごくもったいないと思う。  日本の学校教育の現状がさんざんな中で、子供を人間らしく育てようと思ったら、高いお金払ってでもウリハッキョに行く価値は十分あると思う。

  そのウリハッキョに対する、最近のもっぱらの関心事はなぜか「チマチョゴリとチョサンファ」である。  特にこの事で騒いでるのは、同胞達というよりも日本のマスコミがヒステリックに騒いでる。  最近のマスコミの悪質なのは、本当にあったような事をまず書いて信憑性を持たせといて、そこにでたらめな記事を書きよる。

  ひと昔前まで日本のマスコミの攻撃の的は、ウリナラと金正日総書記やった。 ウリナラの崩壊と金正日総書記の批判によって、同胞達と祖国の距離を遠ざけようとしとった。  それでいくら攻撃しても、ウリナラも金正日総書記も平気な顔をしとるし、朝米関係もうまく行き出してかなわんと思ったんかしらんけど、最近はパッタリ無くなった。  その代わりに今度は、攻撃の対象が総連になったみたい。 今度は同胞達と総連の距離を遠ざけようとしとる。

  これやばい。 こういう時ほど総連が同胞達の中に入って行くべきと思う。 そういう意味でも18期3回の報告はすごく意味を持つと思う。  話は少しそれたけど、とにかく毎日新聞のしげむらも週間文春の記事も、そういう風にしてウリハッキョの問題点が全部「チマチョゴリとチョサンファ」にあるような書き方をする。  はたして本当にそうなんか?

  まずチマチョゴリの問題に対しては、はっきり言って日本の社会に全ての問題がある。 お前ら変態、いいかげんにせぇよ!  なのになんでそこには目を向けんで、逆に変態を助長するような週刊誌を増やして、ウリハッキョの問題にするんかな? あんたらマスコミに言われる筋合いは全くないよ。

  それにしても、こういう奇形的な日本社会でチョゴリを着て歩くのは、すごく勇気がいる事やし危険を伴う事と思う。 特に東京なんかはひどい時に、1日1件以上事件があって、親の心情としては心配でたまらんかったと思う。 だけん、これはもう強要したらいかんと思った。   ただ実際、第2制服を着ている朝高生を見たら今はショックを受ける。  やっぱり、強要はできんけど、勇気を持ってチョゴリを着て欲しいし、俺らの娘にはチョゴリを着させたい。

 次にチョサンファの問題やけど、逆にチョサンファ降ろしたら学生が増えるんか?  おれの答えは全く ノー。 そんなんで、増えるわけがない。  問題を完全に、はきちがえとる。  なんでウリハッキョにチョサンファを置くようになったかを考えて欲しい。

 一世達がウリハッキョを作ったときに、なんでチョサンファを飾ったのか、教育闘争の時に、どんな思いでチョサンファを守ろうとしたのかを考えて欲しい。 俺はやっぱり祖国とスリョンニムに対する強い思いがそうさせたと思う。 そう考えた時に、今そういう思いが相対的に弱くなって行ったからと言って、ウリハッキョの創始者達である一世のその思いを忘れ去るような事はしたくない。  ウリハッキョには、この二つとは違う問題点が少なからずあると思う。  教育内容、財政、教師の質、その他いろいろと議論してみたい。

 また考えがまとまったら書くつもりやけど、みんなの意見もじゃんじゃん送って。  あと、そういう内容も18期3回の報告(朝鮮新報に出とる)に書いとるけん、みんな見てね。